モーニングレポート 2022.5.16
米経済指標の悪化でドル軟調
為替相場では、ドルインデックスが下落して引けています。米国債利回りは上昇したものの、ミシガン大学消費者信頼感指数が市場予想を大幅に下回る結果となったことなどを背景に、ドル売り圧力が強まる展開となっています。対ユーロや対ポンドでのドル買いに対する調整の動きが意識され、ドルは上値を抑えられています。ユーロ/ドルは1.04ドル台を回復する動きとなり、ポンド/ドルは1.22ドル台中盤での推移となりました。また、オセアニア通貨に対してもドルは売り優勢の展開となりました。円は軟調地合。ドルインデックスは下落しましたが、ドル/円はここまでの下落に対する調整の動きにより129円台を回復、底堅い動きが展開されました。また、クロス円も買い優勢の流れとなっており、ユーロ/円は134円台半ば、ポンド/円は158円台前半までの持ち直しとなりました。特にポンド/円は2円近い上げ幅となっています。