米国株式市場では売り買い交錯(4.18 NY時間)
昨日のNY市場では米株が小幅まちまちでの引けとなりました。米企業決算がまちまちとなったことで売買が交錯し、方向感の見えにくい展開となりました。米企業決算が本格化する中で様子見ムードが強まる展開となりました。ダウは前営業日終値を挟んでの動きが継続し、結局10ドル安の33976ドルでの引けとなりました。また、NASDAQもマイナス圏での引けとなる一方、S&P500指数が小幅に上昇しての引けとなりました。
米国債市場ではまちまちでの引けとなりました。ボスティック・アトランタ連銀総裁のタカ派的な発言を受けて短期債利回りが上昇する一方、長期債利回りは米株の上値の重い展開などを眺めて低下する流れとなりました。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードとなりました。米10年債利回りは3.57%台半ば、30年債利回りは3.78%台半ばから後半でそれぞれ引けました。
為替相場 – 材料難でドル、円共に軟調
為替相場ではドルインデックスが軟調地合いとなっています。米長期債利回りが上値を抑えられる展開となったことや、ECBの金融引き締めに対する思惑などを背景にしたユーロ買いの流れなどが展開され、ドル売り圧力が強まりました。ドルインデックスは102を割り込んでの引けとなり、ユーロ/ドルは1.09ドル台半ばから後半、ポンド/ドルは1.24ドル台前半でそれぞれ推移しています。
円はまちまちでの推移となっています。ドルインデックスの下落を眺めてドル/円が下落する一方、クロス円は全般的に底堅い動きが展開されました。ただ、全体的には米国株式市場の動向を眺めて小動きとなっており、様子見ムードが強まりました。ドル/円は134円台前半、ユーロ/円は147円台前半、ポンド/円は166円台半ばでそれぞれ推移しています。
ドル/円・ボリンジャーバンド –小動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの中心線を意識しての小動きとなっています。狭いレンジでの動きであり、方向感の見えにくい展開となっています。目先はバンドの上限、もしくは下限のどちらに動いていくのかに注目です。まずは方向感を見極めながらの対応が必要な局面となっています。
現状、バンドの上下限中心線が横ばいとなっています。レンジ圏での動きが意識されやすい形であり、バンドの上限と下限で挟まれたレンジが意識されます。バンド幅は比較的狭いため、バンドの上限もしくは下限での動きには注意が必要です。ただ、様子見ムードが強まっており、どちらに動くかが見えにくい状況となっています。