昨日のNY株式市場・債券市場は感謝祭で休場となりました。
為替相場 - ドルインデックスは小幅に下落
為替相場はドルインデックスが小幅に下落しての推移となっています。米感謝祭で方向感が見えにくい中、ポジション調整の動きが意識されてドルの上値が抑えられました。現状、ユーロ/ドルは1.09ドル台前半、ポンド/ドルは1.25ドル台前半から半ばでそれぞれ推移しています。
一方、円は軟調地合いで推移しています。ドル/円がほぼ変わらずでの推移となる中、クロス円は全体的に堅調地合いとなっています。大きな動きにはなっていないものの、米経済の先行きに対する楽観的な見方からリスク志向の動きが意識され、円売り優勢の流れとなっています。現状ドル/円は149円台半ば、ユーロ/円は163.円台前半、ポンド/円は187円台半ば、豪ドル/円は98円台前半でそれぞれ推移しています。
ボリンジャーバンド - 横ばいでの動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、バンドの上限をブレイクしてバンドウォークとなりましたが、目先は調整の動きが意識されている状況です。ただ、下値の堅さも意識されており、横ばいからじり安といった動きとなっています。ここからバンドの中心線で支えられるかどうかに注目です。
現状、バンドの上限が上昇基調からじり安へ、下限が上昇基調といった動きとなっており、バンド幅は縮小傾向となっています。市場には徐々にエネルギーが蓄積されてきていますが、まだ縮小の余地がありそうで、大きな動きにはなりにくいところです。レンジ圏での動きが意識されそうで、方向感の見えにくい流れとなりそうです。