FOMCを控え、終始ポジション調整(9.18 NY時間)
昨日のNY市場では、米株が小幅に上昇して引けました。買い戻しの動きが強まる中でダウは一時106ドル高まで上昇しましたが、FOMCを控えて様子見ムードが強まり上げ幅を縮小しました。エネルギー価格の上昇がインフレに対する警戒感を強めたことも株価の上値を抑え、ダウは6ドル高の34624ドルで引けました。
米国債市場では、利回りがまちまち。2年債利回りなどが上昇する一方、10年債利回りなどは低下しています。インフレに対する警戒感から債券に対する売りの流れを後押ししましたが、FOMCを控えていることもあり、ポジション調整の動きに終始しました。米10年債利回りは4.30%台前半、30年債利回りは4.38%台半ばでそれぞれ引けました。
為替相場 – 材料待ちで、様子見ムード
為替相場では、ドルインデックスが軟調地合い。FOMCを控えて調整の動きが強まり、ドルの上値が抑えらる展開となっています。米長期債利回りの低下などを背景に、ドルに対する調整の動きが展開されています。現状ユーロ/ドルは1.06ドル台後半、ポンド/ドルは1.23ドル台後半でそれぞれ推移しています。
円はまちまちでの推移。ドルインデックスの低下を眺めてドル/円が上値を抑えられる一方、クロス円は小幅まちまちとなって方向感の見えにくい流れとなっています。FOMCを控えていることもあり、積極的には動きにくい状況となっています。現状ドル/円は147円台半ば、ユーロ/円は157円台後半、ポンド/円は182円台後半でそれぞれ推移しています。
ドル/円・ボリンジャーバンド – レンジ圏での動き
ドル/円を30分足のボリンジャーバンドで見ると、上限と下限に挟まれたレンジを動いています。目先はバンドの上限から下限まで下落する動きであり、下限では支えられているため、このまま上昇基調を維持することが出来るかどうかに注目です。
現状、バンドの上限が横ばい、下限が下落となっています。下限の下落の勢いも強くない状況であり、レンジ圏での動きを継続する可能性が高い状況となっています。目先はバンドの下限で支えられており、このまま上昇基調を維持してバンドの中心線まで上昇できるかに注目です。