モーニングレポート 2023.11.09
ドルインデックスは方向感の見えにくい
為替相場はドルインデックスが小幅に下落。米長期債利回りが低下する一方、短期債利回りが上昇しており、ドルの方向感は見えにくい流れとなっています。米株も小幅まちまちでの引けとなっており、市場全体では様子見ムードの状況であり、方向感の見えにくい展開となっています。現状ユーロ/ドルは1.07ドル台前半、ポンド/ドルは1.22ドル台後半でそれぞれ推移しています。
一方、円は全体的に軟調地合いで推移しています。米株が下げ渋る中で円に対する売りの流れが展開されやすい状況となっています。ドル/円は151円を挟んでの動きとなっており、クロス円もしっかりとした動きが展開されています。ただ、ドル/円の上昇に関しては介入に対する警戒感が高まることもあり、目先はやや伸びを欠く展開となっています。現状ドル/円は150円台後半、ユーロ/円は161円台半ばから後半、ポンド/円は185円台半ば、豪ドル/円は96円台半ばから後半でそれぞれ推移しています。