モーニングレポート 2022.2.9

米株高を背景に、円独歩安
為替相場では、ドルインデックスが堅調地合いでの推移。ビルロワドガロー仏中銀総裁がECBに対する市場の反応は強すぎた可能性などといった発言をしたことで、ユーロに対する買いの動きが巻き戻される展開となっており、ドルの下値を支える流れとなっています。さらに米国債利回りの上昇などもあってドル買いが意識される展開となっています。ただ、米消費者物価指数の発表を控えていることもあり大きな動きにはなっておらず、ポンド/ドルなどは上昇しての推移となっています。一方、円は軟調地合い。リスク志向の動きが強まる中で円売り圧力が強まっており、ドル/円は115円台半ばまで上昇する展開となっています。また、ポンド/円は156円を突破し上値を拡大しており、その他のクロス円も上昇基調となっています。円は対主要通貨で独歩安となっています。






モーニングレポート 2022.2.8

材料難で、全体的に小動き
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債に対する買い戻しの動きを背景に、ドルの上値が抑えられる展開となっています。ただ、早期利上げ観測などが意識され積極的に売り込む展開にはならず、前営業日終値を挟んでの動きが展開されています。新規の材料待ちといった局面であり、週後半に米消費者物価指数を控えていることから様子見ムードが強まる状況です。一方、円はやや買われやすい地合い。豪ドル/円など円売り圧力が強まった銘柄もありましたが、ドルインデックスの下落などを眺めてドル/円の上値が抑えられ、クロス円も全体的に上値の重い展開となりました。ただ、ドル/円は一時115円を割り込むとその後は持ち直すなどの動きもあり、方向感の見えにくい展開となっています。






モーニングレポート 2022.2.7

ドルインデックスが底堅い動き
為替相場では、ドルインデックスが上昇。ECBの年内利上げ観測が強まる中でユーロに対する買い意欲が強く、ユーロ/ドルは上昇しての引けとなりましたが、米国債利回りの大幅上昇などを背景にドル買い圧力も強まりドルの下値が支えられました。ドルは対ユーロ以外では主要通貨に対して買われやすい地合いとなって引けています。ユーロ/ドルも大きな動きにはなっておらず、ドルの下値が支えられる展開となりました。一方、円はまちまちでの引け。ドル/円が底堅い動きとなって115円台を回復し、ユーロ/円も堅調地合いとなっていますが、その他のクロス円はダウの軟調な動きなどを眺めて上値を抑えられる展開となっています。ただ、全体的には大きな動きにはなっておらず、様子見ムードが強まりました。ユーロ/円は131円台後半での推移、ポンド/円は156円台前半での推移となりました。






モーニングレポート 2022.2.4

日米欧の金利差拡大でドル安、円安
為替相場では、ドルインデックスが大きく下落。米国債利回りは上昇したものの、ユーロやポンドに対する買い意欲が強まる中で反射的にドルが売られる展開となっています。特にユーロに対する買い意欲が強まっており、ユーロ/ドルは1.14ドル台前半から中盤まで上昇する動きとなっています。ポンド/ドルも上昇、1.36ドルを意識しての動きとなっています。円も大きく下落する展開。金融政策に対する思惑から日米欧の金利差拡大が意識され、円が主要通貨に対して独歩安となっています。ドルインデックスが大きく下落したことでドル/円の上昇は抑えられているものの、115円を意識した上昇となっています。また、ユーロ/円は2円上昇し131円台半ばに、ポンド/円は156円台を回復する動きとなっています。また、WTI原油が90ドルを突破したことなどを受けて豪ドル/円なども堅調地合いで82円台を回復しています。






モーニングレポート 2022.2.3

ドルインデックスが下落して96を割り込む
為替相場では、ドルインデックスが下落。米国債利回りの上値の重い展開などを背景にドル売り圧力が強まる展開となっています。欧州や英国の金融政策に対する思惑などもあり、ユーロ/ドルは1.13ドル台を回復する動きとなり、ポンド/ドルは1.35ドル台後半へと上値を拡大する展開となっています。ドルインデックスは96を割り込む水準となっていますが、株高を受けた米国債利回りの下げ渋りなどを背景に、目先は持ち直し基調となっています。一方、円は小幅まちまちでの推移。ドル/円がやや売られやすい地合いとなったことでクロス円の上値も抑えられましたが、株高を背景にリスク志向の動きが意識され、円に対する売り圧力が強まりましたが、全体的には小動きで方向感の見えにくい流れとなっています。ドル/円は114円台中盤へと下落したものの、ユーロ/円は129円台前半から中盤での推移、ポンド/円は155円台前半から中盤での推移となるなど、底堅い動きが展開されています。また、豪ドル/円などは小幅に下落しての推移となっています。






モーニングレポート 2022.2.2

ドルインデックスが軟調地合い
為替相場では、ドルインデックスが下落。欧州や英国の金融政策に対するタカ派的な思惑が意識され、ユーロやポンドなどに対する買いの流れから、ドル売り圧力が高まっています。米国の金融政策に対するタカ派的な見方の修正などもドルの上値を抑える要因となっています。ユーロ/ドルは1.12ドル台中盤から後半での推移となっており、ポンド/ドルは1.35ドル台を回復しています。ドルは主要通貨に対して概ね売られる展開となっており、警戒感が強まる流れとなりました。一方、円はまちまちでの推移。ドル/円の上値が抑えられたことでクロス円も伸び悩む展開となりましたが、米株の上昇などを背景にリスク志向の動きが意識されて円売り圧力が強まりました。ユーロ/円やカナダドル/円が小幅に下落していますが、全体的には底堅い動きとなっています。ドル/円は115円を割り込んでの動きとなっていますが、ポンド/円などは155円台を回復する動きが展開されています。






モーニングレポート 2022.2.1

調整の動きが強まり、ドルインデックスが下げ幅拡大
為替相場では、ドルインデックスが下落。欧州の金融引き締めに対する思惑などを背景にドルに対する売りの流れが強まる展開となっています。ここまでのドル買いに対する調整の動きも意識されており、ドルインデックスは97を大きく割り込んでの推移となっています。ユーロ/ドルは1.12ドル台を回復しての動きとなっており、豪ドル/ドルは0.70ドル台を回復しています。主要通貨に対してドルは独歩安の流れとなっています。円は軟調地合い。ドルインデックスの下落を背景にドル/円においては円買いが強まったものの、米株の大幅上昇を背景にリスク志向の動きが意識され、クロス円は円売りの流れが強まる展開となっています。ドル/円は一時115円台を割り込む動きとなりましたが、株高を受けて持ち直して115円台前半での推移、ユーロ/円は129円台を回復。原油高を眺めて豪ドル/円なども買い意欲が強まり81円台を回復しています。