モーニングレポート 2021.10.8
リスク志向により、円軟調
為替相場では、ドルインデックスが小幅に下落。米国債利回りが上昇している一方で、リスク志向の動きが強まり安全資産としてのドルに対する売りの流れが意識される展開となっています。ただ、積極的に売られる展開にはなっておらず、方向感の見えにくい流れとなっています。インフレ圧力の強まりから金融引き締めに動く可能性が高まっていることを受けてポンドに対する買いの流れが強まっており、ポンド/ドルは1.36ドルを回復しての推移となっています。一方、円は軟調地合い。米株高を背景にリスク志向の動きが意識されており、円売り圧力が強まる展開となっています。ここまでの上昇に対する調整の動きもあって一方的な動きにはなっていないものの、しっかりとした動きが展開されています。特にポンド/円は152円を挟んでの動き、ユーロ/円も129円を挟んでの動きが展開されています。